あけましておめでとうございます

2020年はあっという間に過ぎてしまった感があります。新型コロナへの対応のためお施餓鬼などの法要もなくなり、お盆の棚経も新盆の方のみと縮小しており、お檀家の皆さまへもご不便をおかけいたしました。
ただ、新型コロナの感染を防ぐという点において、お檀家のどなたさまも感染をだすことなく新しい年を迎えることができました。今年も健康第一にお過ごしいただきたいと祈念いたしております。

昨年末、まだ雪の降る前ですが、どうも世相が暗い、なにかできないものかということで、お寺の中門付近とお寺の槻ノ木(ケヤキ)をライトアップしてみました。ほんの一時的なもので、本当に局地的なものではありましたが、近隣の方の目に美しくとらえていただけたことは嬉しく思います。
横手市では浅舞の感恩講保育園前の槻ノ木をライトアップする「槻の木光のファンタジー」という企画があり、イルミネーションがお寺からも見えます。各地でこのような企画が縮小されているなかですが、人が集まるのでなくとも光をともすだけで多少なりとも明るい気持ちになれればよいと思います。

 

同じく、雪の降る前に、今年も檀家の遠藤徳和さんに門松を飾っていただきました。毎年手作りで届けてくださる立派なものです。松や桃など相応しいものを上手に組み合わせてくださるので見事なものです。その遠藤さんですが、今年にはいってからも早速助けていただくことになりました。
今冬の雪はかなり記録的な量らしく、お寺の駐車場の塀が倒れてしまい、隣家の建物に被害を与えそうになってしまいました。重機で雪かきにきてくれていた遠藤さんがそれに気づいてくれたため、大急ぎで塀に積もった雪を下ろし大事なきを得ました。固まった雪で塀を支えるという応急処置をとったため、この雪が解けるまではなんとなりそうです。それとは別に境内地にある物置小屋が雪で潰れてしまいました。いずれも番度おこるようなことではない一過性のことですので、雪が解け次第に対応する予定でおります。

なんだか正月の出来事を書きましたら良くないことばかりのようですが、龍泉寺では、特に昨年から野鳥の姿が増え、年末から年明け、今の時期にキジも遊びにきております。野生の動物が遊びにきてくれるのですから、動物たちにとってなにかしらいい所なのでしょう。動物が安心して遊びにこれるように、檀家さんや訪れる方にとっても良い場所でありたいと願っております。

 

 

夢よりも現の鷹ぞたもしき 芭蕉

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