19日の晩から朝方にかけてけっこう強い雨が降りました。
そんななか、もうすぐで花がひらくねぇと楽しみにしていた今年最初の蓮の花が、きれいに咲いてくれました。
ただ、予想外の雨で「なにもこんな日に咲かなくても」というタイミングでしたが。しなっている姿が可哀そうで、はやく晴れてくれないものかと願っておりましたら、雨はお昼前にはすっかりあがり少しはしゃっきっとなってくれたようです。


喜んで見に行くと、同じように喜び勇んでやってきていた先客が。
傍目にもはしゃいでいるのがわかるくらい、目の色を変えて蓮の花に頭を突っ込んでいるハチ。そりゃ、朝一番で咲いたばかりの蓮ですからね、一番乗りにやってきたハチが喜び勇んでいるのが本当に伝わってくるのですよ。傍にいた寺族さんも、ハチのはしゃぎ具合をみて喜んでおります。

 

お寺の立礼席のサッシの外に野良猫がいるというので見に行くと、全然逃げようともしない灰色っぽい子猫が、庭へおりる数段ばかりの階段でくつろいでおります。サッシのすぐ前の席に座ってみておりましたらさすがにちょっと離れましたが、それっきり逃げようともせずあいかわらず毛づくろい。
なのでこちらもくつろぐことといたしまして、階段の手摺になかなかおしゃれな飾りがあるなぁと見るともなしに見ておりましたら、それが飾りでないことにふと気づいたわけです。
今の今まで、隣で猫が毛づくろいをしていたというのに、よく平気でいられたものです。絶妙な距離感。すばらしい無表情。用心はしているのでしょうが、「人間が来た!」と逃げずにいてくれるのがありがたいですね。
今年はどういうわけか蛙が少なくいつものように姿をみせないものだから、ちょっと心配をしていたのです。ただ、少ないとはいえ全くいないわけではなく、こうやって身近に姿を見せることもあるのですから、まぁひと安心です。天候のせいもあるのでしょう。ここの半月ほどの長雨で、蛙も安心して出てこれるようになったのかもしれません。


日中、蝉の声があまりきこえない、蝉が這い出てきた穴はあるのにと、寺族さんがあんまり心配するものですから、じゃあ夜にでも見に行きましょうということで、毎年蝉が羽化するスポットへそっと出かけてみました。

さっそくいました。よかった。ちゃんと這い出て石灯篭に引っかかっております。まだ目は黒く光り、殻の内側にはうすぼんやりと白っぽい羽のようなものがみえる状態です。これから羽化するようです。ですのでちょっと間をおいてからもう一度見に行ってみました。

きれいですね。無事に羽化している姿を見ることができて、寺族さんもほっとしたようです。
暑苦しい日にミンミンと鳴かれるのも、夏の風物詩。あの声もそれはそれで一興。なにしろ毎年この場所でみんな飛び立ってゆくのですから、無事に羽化できたことに安堵しております。

毎日毎日、みんなそれぞれ新しい一歩です。