八染もみじも色づきました
昨年からの雪は、お寺の各所にいくつかの被害をもたらしました。
物置小屋が潰れたのも塀が倒れてしまったのも大変な被害ですが、木々や植物の被害も看過できないものがありました。
お寺の桜はそれぞれが100年を超える老木ですので、たとえ細い枝が折れたとしてもすぐにわかりますし、それだけに痛々しい。中庭の正面にあります八染もみじは、枝というよりは幹が折れてしまい、全体的に低くなってしまいました。お寺の裏にあります花桃に至っては、ほぼ真っ二つに折れたといってもよいほどの状態です。
そのようであるにもかかわらず、4月の22日には桜は満開、八染もみじも赤く色づいき、花桃も綺麗な花を咲かせてくれました。花の色づくのは毎春のこととはいえ、今年はとくに感慨深いものがあります。