本葬逮夜

打ち出し前

皆さまにご案内申し上げます。
間もなく、本堂にて 当山 世 中興 〇〇〇〇大和尚 さまの お逮夜の仏事がとりおこなわれます。
檀信徒ならびにご親族の皆さまは 本堂 にご参集いただきますよう ご案内申し上げます。お席におつきになられましたら、まずは携帯電話の音のご確認をしていただきますようご案内申し上げます。

なお、本日は 鎖龕仏事・掛真仏事 ののち 大夜念誦、小練忌逮夜、仏祖礼 という仏事が続きます。また、仏事は途切れなく続きますことから長時間にわたりますので、途中どうしてもという方は、小用にお立ちいただいても構いません。ただ、できるだけあらかじめ御用を足されますようご案内申し上げます。

ご焼香に際しましてのお願いと連絡事項を申し上げます。本日の35日法要と翌日の本葬儀ともに、ご焼香は全員が前に出ての焼香となります。この位置に香炉が8つ出てまいりますので、一列目の方が出られましたらすぐに二列目の方につづいていただきまして、端まで順序良くおすすみいただきます。ご焼香はおひとりさま一回づつとしていただき、ぐるりとお進みいただきまして元のお席におもどりくださいますよう、ご協力お願いいたします。

御随喜のご寺院様に申し上げます。法要終了後の各自焼香ですが、本日は小鐘にて法要が引き続きとなりますので、仏祖礼ののちにお願いいたします。明日の各自焼香はお時間の関係上、ご遠慮いただけますと、大変ありがたく存じます。ご理解ご協力をお願い申し上げます。
わたくしからお願いです。皆さまに手を合わせていただきたい時には、「ご参集の皆様方も合掌して三度のお拝をいたしましょう」などとアナウンスいたしますが、どうしても時間がない場合には、ひとこと「合掌」と申しますので、その時には、皆さま合掌なさってください。合掌を戻します際には「おなおりください」とアナウンスいたします。どうぞご協力お願いいたします。

鎖龕仏事
間もなく開式となります

殿鐘三会
七下鐘導師(二師上殿)(廊下の角に導師の姿がみえたら)注 スリッパを脱ぐ時間があることに留意

これより  鎖龕仏事 引き続き 掛真仏事 がつとめられます。
鎖龕仏事 をおつとめくださるご導師は ○○町 ○○寺方丈さま
掛真仏事 をおつとめくださるご導師は ○○町 ○○寺方丈さま でございます。
ご導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

(拝敷前合掌)
おなおりください。(掛真師 西側 鎖龕師 東側の曲彔へ)

拝請問訊
鎖子奉呈
ただいまの鎖龕と申します式は 大般涅槃経に「阿難よ、棺門を密蓋すべし」との教えあり、棺を密に閉じたとありますように、 〇〇大和尚さまの遺骨を納めた龕と申します箱を閉じ、扉に錠をかける仏事でございます。

拈香法語
献茶湯
本日の仏事において 亡き  〇〇大和尚さまの永いお旅立ちにあたり、疲れをいやす妙薬としてのお茶と蜜湯をお供えいたします。

読経(大悲心陀羅尼)
回向 (回向中、法語中は「合掌」をかけない。基本、声をださない)
普同三拝
これよりお拝となります。ご参集の皆様方も合掌して三度のお拝をいたしましょう
おなおりください。

掛真仏事
拝請問訊 掛真(予め須弥壇上へ。進前せず会釈のみ)
引き続き掛真仏事となります。清規という禅宗の決まりごとの中に「法座上に真を掛け仏事あり」※1或いは「法堂に真を掛け…法事す」※2とございまして、法堂中央に亡き○○大和尚さまのご真影、お写真を掲げる仏事でございます。※1日用※2禅苑清規

拈香法語 献茶湯(置き)
読経(大悲心陀羅尼)
回向
普同三拝
これよりお拝となります。ご参集の皆様方も合掌して三度礼拝いただきます。
おなおりください。

二師退堂(室中位へ) 小鐘一会(退堂引鏧)
ご導師退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。(二師退堂中から、すぐに大夜念誦の解説を続ける)

大夜念誦
引き続きの仏事を 大夜念誦 と申します。いわゆるお通夜にあたるものでございます。お釈迦さまがお亡くなりになりますと、香水をもって身を浄め、新しい錦や毛氈で幾重にもその身を包み棺におさめ、七日(なのか)七夜(ななや)通夜供養いたしました故事に由来いたしております。

法要をおつとめいただきますご導師さまは ○○町 ○○寺方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。
維那和尚様が祈りの言葉を述べられます。御一同にはそのまま合掌いただきます。

小鐘打ち切りまでに(小磬二声交打)
拝敷前合掌(見上拝敷で△念誦)
大夜念誦
十仏名
(十佛名了って)おなおりください。
進前焼香 献茶湯(置き)
読経(大悲心陀羅尼)
回向
普同三拝
これよりお拝となります。ご参集の皆様方も合掌して三度礼拝いただきます。
おなおりください。

散堂
ご導師退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。
おなおりください。

続きまして、小練忌の逮夜法要となります。お参りの皆さま全員が前に出ての焼香となります。もう一度、ご焼香のご案内をいたします。この位置に香炉が8つ出てまいりますので、一列目の方が出られましたら端まで順序良くおすすみいただきます。ご焼香はおひとりさま一回づつとしていただき、ぐるりとお進みいただきまして元のお席におもどりください。一列目の方が進まれましたら、二列目の方はすぐにつづいてお進みくださいますよう、ご協力お願いいたします。

小練忌逮夜(立誦)

小練忌逮夜の開始を告げる鐘が打ち鳴らされました

殿鐘三会 三会中三拝(二会打ち切り、三会打ち出してすぐに)
三会中に三拝をいたします。皆さまも合掌いただきます。
おなおりください。

七下鐘導師上殿
ただいまの法要は 35日の小練忌逮夜法要 となります。ご導師をおつとめいただきますのは ○○町 ○○院方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください。

鼓一通
これからお供え申しますお香や蜜湯が、○○○○大和尚さまのためだけに、特にお供えされることをお知らせする、合図の太鼓がならされました。

上香三拝
まずお香をお供えいたしました。心身を清め本堂を清らかにするかぐわしいお香の香りに、仏さまは感応されこの道場に現れてくださるとされております。

献蜜湯三拝(梅花ある場合、上香三拝おわるまでに解説する)
○○○○大和尚さまをお迎えするにあたり、お疲れをいやす妙薬として 蜜湯をお供えいたします。

中揖三拝
ご導師さまは、ただいまお供えいたしました蜜湯を「よろしくお召し上がりください」とご挨拶なさいます。

(三拝目おわって鼓の鳴るまでに)
お供物をお供えし終わりましたという合図の太鼓がなります
鼓三下
拈香法語
(○○○○大和尚さまのお徳をたたえ、感謝とご供養のお言葉をのべられます。)

読経(参同契行道ナシ) 全員焼香(東遺族20名。西役員30名)(寺院回し焼香)
ご焼香です。ご案内の僧侶に従い、遺弟に続かれましてご遺族、役員の順におすすみください。

回向
普同三拝
これよりお拝となります。ご参集の皆様方も合掌して三度礼拝いただきます。
おなおりください。

導師退堂(退堂手磬) 小鐘一会引き続き
ご導師さま退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。(すぐに仏祖礼の解説を続ける)

仏祖礼
小鐘一会  礼仏師上殿(室中より)
引き続き 仏祖礼となります。
お釈迦さまから 亡き ○○○○大和尚さま にいたるまで、仏法をお伝えになられました 仏さま、代々のお師匠さまがたのお名前を、一仏ずつお唱えし 礼拝 いたします仏事であります。
ご導師をおつとめいただきますのは ○○市 ○○寺方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください。

上香普同三拝
これよりお拝となります。ご参集の皆様方も合掌して三度礼拝いただきます。
おなおりください。

献蜜湯(置き)
読経(大悲心陀羅尼)
回向(回向中礼仏) 五十七佛のはじまり「合掌」
普同三拝
これよりお拝となります。ご参集の皆様方も合掌して三度礼拝いただきます。
おなおりください。

謝辞(着座磬子)
着座願います。ここで、○○寺檀信徒を代表いたしまして、○○○○ さまよりお礼の言葉がございます。

起立磬子
散堂
ご導師さま退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。
おなおりください。

 

本日の 逮夜 の仏事は これにて終了となります。
この後のことでございますが、薬石 の用意がございます。ただし、新型コロナの影響も鑑みまして、各自にお持ち帰りいただきましての形となりますことをご了承ください。檀信徒の皆さまは、客殿側の入り口にてお受け取りください。随喜のご寺院さまがたに関しましては、換菜という形でご用意いたしておりますので、こちらもご了承ください。
ご宿泊のご寺院様がたにご案内申し上げます。ご宿泊の皆さまの薬石はホテルにおいてご用意いたしておりますので、ホテル到着後、お召し上がりくださいますようお願い申し上げます。山門前から、駐車場までシャトルバスの用意がございます。御準備のできました方から順次ご移動お願いいたします。本日は 大変 お疲れ様でございました。
明日の本葬儀もよろしくお願い申し上げます。

 

本葬

ご参集の檀信徒の皆さまにご案内申し上げます。本堂におあがりになります際には、お履き物をご自分でお持ちいただきます。お掛けになります椅子の下に置いていただきますと非常に助かります。またコートやジャンパーのような上着もそれぞれ各自でおもちいただきます。寒いと思われましたら羽織っていただきまして構いません。また、もしもさらに寒いなと思われましたら、ひざ掛けの用意が40枚ほどございますので、一声おかけいただければと思います。客殿側の檀信徒受付にございます。(何回かくりかえし案内)

ご焼香に際しましてのお願いと連絡事項を申し上げます。本日本葬儀のご焼香は全員が前に出ての焼香となります。この位置に香炉が8つ出てまいりますので、一列目の方が出られましたら端まで順序良くおすすみいただきます。ご焼香はおひとりさま一回づつとしていただき、ぐるりとお進みいただきまして元のお席におもどりください。一列目の方が進まれましたら、二列目の方もすぐにつづいてお進みくださいますよう、ご協力お願いいたします。御随喜のご寺院様に申し上げます。法要終了後の各自焼香ですが、お時間の関係上、ご遠慮いただけますと大変ありがたく存じます。ご理解ご協力をお願い申し上げます

9時30分より本堂にて 御本寺様はじめお役の和尚様方がお拝をなさいます五磬三拝と申す式がございます。檀信徒ならびにご親族の皆さまは 本堂 にご参集いただきますよう ご案内申し上げます。お席におつきになられましたら、携帯電話の音のご確認をしていただきますようご案内申し上げます。

なお、本日は 五磬三拝 ののち 起龕仏事、本葬、小練忌予修法要 と仏事が続きます。仏事は長時間にわたりますので、あらかじめ御用を足されますようご案内申し上げます。東司おトイレは、客殿に一つ、客殿外の階段下に二つ、用意がございます。

五磬三拝 9:30
ご参集のみなさまにお知らせいたします。まもなく五磬三拝のお時間となります。御本寺大方丈さま、また、永平寺御専使・總持寺御専使というお役をそれぞれおつとめいただきます方丈様方が、本堂にお参りし、三たびお拝をなさいます。皆さまお席におつきになり、お迎えください。お席に御着きになられましたら、まずは携帯電話の音のご確認をしていただきますようご案内申し上げます。それでは、両班の 和尚様 御準備をお願いいたします。

はじめに 本葬儀のご導師をおつとめいただきます 御本寺 ○○市 ○○寺 大方丈さまがご到着なされます。
続きまして 永平寺御専使をおつとめいただきます ○○町 ○○寺 大方丈さまがご到着なされます。
続きまして 總持寺御専使をおつとめいただきます ○○市 ○○寺 大方丈さまがご到着なされます。

入場案内(十分前)
来賓並びに当○○寺檀信徒の皆さま、ご親族の皆さまにご案内申し上げます。
当山  世 中興 ○○○○大和尚 本葬の儀 間もなく開式でございます。どなた様も、喪儀式場となります本堂へ ご参集くださいますようお願いいたします。

これよりは 起龕仏事 ののち 本葬、小練忌予修法要、と続きます。仏事は長時間にわたりますので、予め用をたされておくか、法要の合間合間に、小用にお立ちくださるようお願いいたします。途中、どうしてもという場合はお立ちいただいても構いませんが、できるだけあらかじめ御用を足されますようご案内申し上げます。

当○○山○○寺  世 中興 ○○○○大和尚さま は、かねて病気療養中のところ、去る  月  日  時  分 世寿  才 をもってご遷化なさいました。
昭和  年  月  日、この地に生を享けられましてから、僧侶として 昭和  年  月  日 当○○寺 ○○○○老師に就いて得度なさいました。昭和  年 大本山○○寺に安居御修行をなされ、同年、○○ ○○寺 ○○○○師に就いて 立身の御修行もなさっておられます。さらには、昭和  年には、○○ ○○寺、○○○○師より伝法をうけ、翌昭和  年には当山○○寺の住職任命をうけておられます。以後、○○ 年  月にいたるまで実に  年以上の長きにわたり、○○寺の住職として寺門の興隆につとめられました。

(以後、経歴・表彰・叙勲など)

かつてお釈迦さまは、ご自分の父である浄飯王の死に際し「私の父大王のこの遺骸を見よ。私の父上は既にかくの如く変わり果てられた。死はすべて生あるものの免れがたきところである。いかに威力のあるものといえども、この死と争うて勝つことはできない。我らはこの生のある間に善業を行わねばならぬ」と説法なされました。
いま、大和尚さまが 自らの生死をもって 諸行の無常なることをお示しになられた最後のお姿に、心をこめてご焼香くださいますよう お願いいたします。

まぬかれがたき   発音かみやすいので注意!!

 

起龕仏事

殿鐘三会
七下鐘導師上殿(廊下の角に導師の姿がみえたら)
これより  起龕仏事 がつとめられます。
この仏事は これより大和尚さまの棺を本葬の場へとお運びする 出発の仏事でございます。
おつとめくださる導師は ○○町 ○○院方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください。

拝請問訊
拈香法語
上香献茶湯(置き)
進前焼香(帰位△念誦)
これより維那和尚様が祈りの言葉を述べられます。御一同には合掌いただきます。

念誦
十仏名(ほーろーみー△ボク大悲心陀羅尼―)
(十佛名了って)おなおりください。
読経(大悲心陀羅尼)
鼓鈸三通
導師退堂
ご導師さま退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。

 

引き続き 出喪の儀 となります。
お名前を呼ばれました方は それぞれの品をお手にお持ちになり、葬列にお並びください。
維那和尚さま、甲乙手磬、鼓鈸、鳴らしものの和尚さま方、御先導をお願いいたします。

(名前を読み上げる)維那 〇〇方丈…
(別紙参照)(ほぼ揃ってから歩き出すまで)
列が整いましたら、先頭の和尚さんにあわせて、ゆっくりと止まらずに3周いたします。さきほど『金棺既に挙して拘尸之大城を遶る』とお唱え致しましたように、お釈迦さまがお亡くなりになりますとそのお棺はクシナガラのお城をぐるりとめぐり、誰もが自由にお別れできるようにいたしました。城内すべての男女がそれぞれ幡や花、お香などを持ち棺に従ったと伝えられております。東西南北すべての門を出入りしすべての方とのお別れをした故事にならい行いますのが、この出葬の儀であります※3
出葬
鼓鈸三通
お手にされた それぞれのお品は 祭壇に安置いたします。係の者にお渡しください。

散堂

※3 涅槃経後分巻下「其拘尸那城 一面縱廣四十八由旬。爾時如來七寶金棺。徐徐乘空從拘尸城東門而出。乘空右繞入城南門。漸漸空行從北門出。乘空左繞還從拘尸西門而入。如是展轉遶三匝已。乘空徐徐還入西門。乘空而行從東門出。空行左遶入城北門。漸漸空行從南門出。乘空右遶還入西門。如是展轉遶經四匝。如是左右遶拘尸城經于七匝。拘尸城の西門より入り、東門より出で右遶して城の南門に入り、北門より出で左遶して西門に入り、是の如く展転し遶三匝し已って、徐々に還って西門に入り、東門より出で左遶して北門に入り、南門より出で、左遶して還って西門に入る。是の如く展転し遶経四匝す。是の如く左右に拘尸城を遶り、七匝を経て荼毘所に至る。

本葬(秉炬師中央、西側 奠茶師、東側 奠湯師)
殿鐘三会
二会中 尊宿上殿(尊宿、位についたら二会目打ち上げ)
お役目の諸老師がご入堂なさいます。皆さま合掌にてお迎えください。

七下鐘導師上殿
秉炬師、ご本寺○○寺大方丈さまはじめ、各仏事師さまが上殿されます。
皆さま、合掌にてお迎えください。

開式の辞(着曲彔)
ただいまより ○○山○○寺   世 中興 〇〇〇〇大和尚 本葬の儀を執り行います。

鼓鈸三通
拝請問訊
奠湯仏事
大和尚様のお旅立ちにあたりまして、喉をうるおす妙薬として、ほどよく甘い蜜湯をお供えする、奠湯の仏事がつとめられます。
奠湯の仏事をおつとめくださる導師は ○○市 ○○寺方丈さま でございます。

拝請問訊
奠茶仏事
続きまして、奠茶の仏事でございます。曹洞宗では、まず蜜湯をおあげし、次にお茶を差し上げるならわしになっております。お茶は古くは薬としてももちいられました。
奠茶の仏事をおつとめくださる導師は ○○町 ○○寺方丈さま でございます。

拝請
これより お役の維那和尚さま、遺弟さま、そして皆さまの代表として 当寺総代 ○○○○さまが 大導師さまの前に進まれて みたび お拝をされます。
これを 請拝 と申しまして、秉炬の仏事をお願いするお拝であります。
秉炬とは たいまつをねんじ、荼毘の火を奠じる仏事であります。
秉炬の大導師は 当○○寺ご本寺 ○○市 ○○寺大方丈さま がおつとめくださいます。

秉炬仏事(法語まですべて了ってすぐに。△までに)
維那和尚様が祈りの言葉を述べられます。御一同には合掌いただきます。(合掌)

山頭念誦
十仏名
回向
(回向了って)おなおりください。

読経(寿量品偈)全員焼香
ご焼香です。ご案内の僧侶につづいて、ご遺族、役員の方々から順におすすみください。

回向
鼓鈸三通
弔辞
これより弔辞をたまわります。
はじめに大本山永平寺御専使さま
つづきまして大本山總持寺御専使さま
引き続きまして曹洞宗○○県宗務所長老師
引き続きまして曹洞宗○○県有道会会長老師 ※4特に遺弟の希望によりこの順番となった
引き続きまして曹洞宗○○県宗務所第○○教区長老師
引き続きまして○○寺檀信徒総代長 ○○○○さま

弔電奉読
ここで、いただきました弔電をご披露申し上げます。
曹洞宗大本山永平寺  貫首 南澤道人(みなみさわ どうにん)
副貫主 羽仁素道 西堂 松原徹心 監院 小林昌道
曹洞宗大本山総持寺  貫主 石附周行(いしづき しゅうこう)
西堂 青山俊董 監院 渡辺啓司
この他にも、沢山の弔電をいただいておりますが、お手元のしおりにて ご案内させていただいておりますのでご了承ください。

遺弟謝辞
これより 遺弟より 皆さまにお礼の挨拶がございます。

仏事師退堂
仏事師さまご退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。
おなおりください。

閉式の辞
以上をもちまして ○○山○○寺   世 中興 〇〇〇〇大和尚 本葬の儀を終了いたします

散堂
ひきつづきまして、小練忌の法要が   時  分よりございます。
いましばらくお待ちいただきまして、お時間になりましたら再びご参集ください。小用にお立ちになる方はどうぞお立ちください。
ここでお帰りの檀信徒の皆さまにお伝えいたします。お帰りに際しまして、お引換の券をおだしになり、お返しの品をお受け取りの上おかえりくださいますようお願い申し上げます。

 

小練忌法要
打ち出し前
皆さまにご案内申し上げます。
間もなく、本堂にて 当山  世 中興 〇〇〇〇大和尚 さまの 小練忌の法要がとりおこなわれます。
檀信徒ならびにご親族の皆さまは 本堂 にご参集いただきますよう ご案内申し上げます。この法要でのご焼香は、ご寺院様、檀信徒さま、ともに香炉をお回しいたします。皆さま、お席におかけになられたままご焼香ください。

殿鐘三会(三会中配香)
殿鐘が三通打ち鳴らされます間に、大間の和尚さま方にお香をお配りいたします。

七下鐘導師上殿
これより 小練忌の法要をおつとめいただきますのは 当寺ご本寺 ○○市 ○○寺大方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください。

鼓一通
これからお供え申しますお茶やお供物が、○○○○大和尚さまのためだけに、特にお供えされることをお知らせする太鼓の合図であります。

上香三拝
まずお香をお供えいたします。心身を清め、本堂を清らかにするかぐわしいお香の香りに、仏さまは感応されこの道場に現れてくださるとされております。

献湯菓茶三拝(上香三拝終わりかけからすぐ。梅花はじまるまでに)
これより、蜜湯、「蜜菓子」と申します貴重な砂糖を含んだ菓子、お茶をおあげいたします。

中揖三拝
ご導師さまは、ただいまおあげいたしましたお供物を「どうぞお召し上がりください」とご挨拶なさいます。

鼓三下(三拝目のあいだ太鼓がなるまでに)
お供物をお供えし終わりましたという合図の太鼓がなります。

拈香法語
(○○大和尚さまのお徳をたたえ、感謝とご供養のお言葉をのべられます)

進前焼香
開班
これより和尚さま方一人一人が ○○大和尚さまに、お香をお供えいたします。

検炉
出班焼香
大衆三拝
閉班
読経(寶鏡三昧四本行道一匝)
香炉をお回しいたします。どうぞご焼香をおすすめください。

回向
普同三拝
謝拝(着座)
これより遺弟、○○さまが お礼のお拝をいたします。
どうぞ、東側のお方は 手を合わせてご一緒にお拝をお受けください。
つぎに、西側のお方は 手を合わせてご一緒にお拝をお受けください。

導師退堂
導師退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。
おなおりください。

散堂
皆さま 長い時間まことにありがとうございました。
これをもちまして、当山  世 中興 ○○○○大和尚 さまのご本葬の儀を終えることにいたします。

引き続き お斎 の用意がございます。ただし、新型コロナの影響も鑑みまして、各自にお持ち帰りいただきましての形となりますことをご了承ください。ご寺院様には換菜の形を取らせていただきます。こちらもご了承ください。

ご寺院様には全て知庫寮にてお渡しいたしますので、お帰りの前に、必ず知庫寮にお立ちよりくださいますようお願いいたします。

本日の本葬、誠にありがとうございました。

S.S

 

 

 

法要解説留意点(その都度気付いたこと 次回のために備忘)

遷化した大和尚に「中興」がつくため、回向中の読み込みには

磬子(ケン)新般涅槃 当山〇世 中興 ○○○○大和尚のためにし奉り(ケン)磬子

のように、磬子が入っての北面低頭になる。中興、重興などの免牘がない場合、磬子は入れない。その場合、叉手低頭となる。両班、堂行、殿行などと共通認識として確認しておく。

 

室中の尊宿位

大間側から上位。東側から上位。今回の本葬では下の如し。

西         須弥壇         東
仏事師〇               〇有道会会長 〇仏事師
仏事師〇   教区長〇        〇宗務所長  〇仏事師
仏事師〇 總持寺専使〇        〇永平寺専使 〇仏事師

ただし、どのような形になるかはその時による。堂頭、都管に確認すべきことである。

 

①回向中、法語中は、声をださないことにしている。「合掌」もかけない。ただし、回向中は低頭の(ケン)が入るため声をだす間はある。

②導師退堂、散堂、着座磬子・起立磬子などのタイミングは堂行、維那、知殿などと綿密に打合せすること。慣らしでの確認も怠らず、実際の感じや間を事前にとらえておくこと。

③経歴、法系、差定、行列などをきちんと確認すること。弔辞や弔電の確認、場合によっては手元に書類があふれかえることもある。きちんと確認整理すること。

慣らしは必ず維那、堂行副堂、知殿・殿行、都管らが参加して通しで慣らしをすべき。「何度もやっている」「皆できる」と要所のみの慣らしでは不足。たとえ毎日本葬が続けてあったとしても、その都度必ず通しで慣らしをする。

S.S