入場案内(十分前)
来賓並びに当〇〇寺檀信徒の皆さま、ご親族の皆さまにご案内申し上げます。
当山〇〇世〇〇〇〇大和尚 十三回忌の法要が 間もなく開式でございます。どなた様も、本堂へ ご参集くださいますようお願いいたします。
本日、当山〇〇世〇〇〇〇大和尚 十三回忌をお迎えするにあたり行われます法要は、特為と申します、非常に丁寧な法要でございます。
通常のご供養と申しますと、私どもの先住さまへの、おもい・お供えというものは、仏さま菩薩様とともにお受けいただくものでありますが、特為と申しますこのご供養は、〇〇〇〇大和尚さまに、特にご自分でお受けいただきたいという気持ちを込めたものであります。
そのためこの十三回忌の、特為のご供養にあたりましては、亡き大和尚様のお位牌を本堂にお迎えし「供養をさせていただきますのでどうぞ十分にお受けくださいますように」と、須弥壇の上に御遷座されております。

打ち出し前
皆さまにご案内申し上げます。
間もなく、本堂にて 当山〇〇世〇〇〇〇大和尚 さまの 十三回忌の法要がとりおこなわれます。
檀信徒ならびにご親族の皆さまは 本堂 にご参集いただきますよう ご案内申し上げます。

三会中三拝
殿鐘が三通打ち鳴らされます。三通目に、大間におそろいの和尚さま方が三回お拝をなさいます。

七下鐘上殿
これより 十三回忌の法要をおつとめいただきますのは〇〇町 〇〇寺方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください。

鼓一通
これからお供え申しますお香やお供物が、〇〇〇〇大和尚さまのためだけに、特にお供えされることをお知らせする太鼓の合図であります。

上香三拝
まずお香をお供えいたします。心身を清め、本堂を清らかにする、かぐわしいお香の香りに、仏さまは感応されこの道場に現れてくださるとされております。

献湯菓茶三拝
〇〇〇〇大和尚さまをお迎えし、蜜湯をおすすめいたします。
次に「蜜菓子(みつがし)」と申しまして、貴重な砂糖を含んだ甘いお菓子をおあげするのであります。
次にお茶をおあげいたします。このお茶は、特に、〇〇〇〇大和尚さまにのみ差し上げるものであります。

揖三拝
ご導師さまは、ただいまお供えいたしましたお供物を「よろしくお召し上がりください」とご挨拶なさいます。

鼓三下(三拝目のあいだに)
お供物をお供えし終わりましたという合図の太鼓がなります。

拈香法語
〇〇〇〇大和尚さまのお徳をたたえ、感謝とご供養のお言葉をのべられます。

読経(経呪読誦 行道二匝)  代表焼香

回向

普同三拝

導師退堂
導師退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。

 

 

 

ひきつづきまして、大般若の法要が 〇〇時〇〇分よりございます。
いましばらくお待ちいただきまして、お時間になりましたら再びご参集ください。

 

 

大般若の法要と申しますのは、般若経六百巻のお経を転読をいたします法要です。
転読とは、経典を大きく開く作法で、その功徳をもって、仏さまに今年1年の平和ですとか・五穀豊穣などを祈願すると共に、檀信徒のみなさまの無病息災を祈念するご祈祷の法要です。大般若の御祈祷にあたりましては、特に、須弥壇上に「十六善神」の掛け軸をお祭りいたしております。
真ん中に お釈迦様、左右に8人ずつ、教令輪身と申します、剣、槍、斧などを手にした恐ろしいお姿の方々が描かれておりますが、すべて仏法を守り、障害を打ち破り、仏法を信じる皆さまをお守りくださいます神様がたであり、いずれも般若経に深い縁をお持ちの方々です。。
般若経というお経は「空」ということを説くお経でありますから、大般若経を転読する際には、
「あらゆうものは皆因縁によって生ずる。因縁によって生じるから、これが自分ということがない。」などとお唱えしながら転読いたします。
自分というものは、これだと決まったものではなく、出会いや縁によって作られていくものです。本日、こうして、この場所で、ご先祖様をおもい、ご自分のご家族の幸せをねがい、、その願いをもって法要に参加されることで、仏法と良い御縁を結ばれ、よい思い、よい行いが、よい自分となり、功徳を生み出してゆくわけであります。

打ち出し前
皆さまにご案内申し上げます。
間もなく、本堂にて 大般若法会がとりおこなわれます。
檀信徒ならびにご親族の皆さまは 本堂 にご参集いただきますよう ご案内申し上げます。

七下鐘上殿
これより 大般若法会の御導師をおつとめいただきますのは〇〇町 〇〇寺方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください

上香普同三拝(おわって)
これより道場をお浄めいたします

浄道場
「水は除垢、花は荘厳、焼香は迎仏」と申し、お香、水、花、それぞれをもって場を清め仏さまをお迎えいたします。

献湯菓茶寶牘薫香
お越しになられました仏菩薩さまに蜜湯をおすすめし懇ろにお迎えいたします。
次に菓子をおすすめいたします。
あらためて銘茶をおすすめいたします。
最後に、大般若の祈祷札を仏さまに献じます。。

般若心経読誦三回

消災呪三回

回向

普同三拝

導師退堂
導師退堂でございます。皆さま 合掌にてお見送りください。

引き続き 檀信徒総供養がございます。

七下鐘上殿
これより 檀信徒総供養の法要をおつとめいただきますのは当山 〇〇寺方丈さま でございます。
御導師さまが入堂されます。皆さま、合掌にてお迎えください。

拝敷前合掌
おなおりください。

拈香法語
当山檀信徒各家先祖代々の諸精霊に、真心からの、ご供養のお言葉をのべられます。

経呪読誦(行道一回)
(回し焼香)
(読み込みあり)

回向

散堂

これをもちまして、本日の法要を終えることにいたします。