今年のお雛さま

例年、旧暦の3月3日まで飾り付けているお雛様。これまでは座敷に飾っていたのですが、今年から檀家さんが出入りする自動ドア正面に飾ってみようということになりました。
毎年、五月人形を韋駄天さまの下であるこの同じ場所に飾り付けるので、お雛さまも同じ方がよいのでは、ということになりました。厄除けであり、健やかな成長を願うといえば、現在の状況からは新型コロナのことが真っ先に思い浮かびます。ウイルスのみならずワクチンの弊害もいよいよ叫ばれるようになってきた今日、健康で平穏な日々を送りたいという願いは切実であります。宗教者としての願いというものも、こうして形にしてあらわしたいのです。

今年から、雛御殿が二つ、中山人形(土人形)の弁天さま、また三人上戸が二組あらたに加わりました。
すでに2月3日に節分の豆まきで追儺をいたしました。桃の節句というように桃もいけております。桃には魔をはらう力があるとの言い伝えがあります。お人形さまがたにも、厄を引き受けるというよりは邪気払いをお願いしたいところです。

昨年までの節分会には誰もお呼びできず、お寺だけでの豆まきでしたが、今年は檀家さんにも参加いただくことができました。少しづつですが、また以前のように皆で季節の行事などもできるようにつとめていきたいと思います。

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