龍泉寺本堂の格天井はそれぞれの格子に天井画が描かれております。

当横手市の画家、佐野氏と寺田氏の両名の手になるものです。明治期、浅舞の大火によって失われた本堂を再建した際、新たに描かれたものときいております。

そのうち、五つの龍の絵が気になっておりましたが、四方(四隅)と中央にそれぞれ配置されております。東に緑(青)龍、南に赤龍、西に白龍、北には黒龍、中央に金龍と配置されているのをみれば、まず五行による配置なのだろうと考えてよいのだろうと思います。
そうであるならば、再び災難を受けることのないよう、龍に恵みと守護を託して描かれたものでありましょう。

中央の金龍の両側の絵には迦陵頻伽の姿も描かれており、龍泉寺の仏殿が、本尊釈迦牟尼仏の教えを喜ぶ清らかな仏国土であってほしいという願いもこめられていたのであろうと察せられます。