家を出がけに、というより玄関を開けて外に出ようとした瞬間、いきなり目の前に落ちてきたものが。
なんだろうと思って足元に目を遣ると『うぎゃぁ!』と大口を開けている子雀がおります。びっくりするのは仕方ないにしても、なにもそんなに驚かなくてもいいのに。
まぁ、相手はまだ巣立ちたての子供であります。いたしかたのないこと。そう思いながらそっと手をやると、素直にちょこんと指に乗ってきます。わたくしはよくわかりませんが、野鳥でもこんなふうに手にのってくるものなんでしょうか。
お寺の庫裏の玄関をでますと、すぐ右横に赤松の木があります。昨年秋、これまで手をかけられずにいた枝を思い切って枝おろししてすっきりさせたのですが、それが例年になく鳥たちにうけたらしく今年は赤松に巣をかける雀がやたらに多い。
また玄関を出て左の中庭は30鉢ほどのバラ園と化しており、いまや雀たちのよい遊び場。こういった関係からか、今年は確かに雀との距離は近いような気がします。
そういう次第で、目の前に落ちてきたのは、巣立ちたてほやほやの「さぁ。飛んでごらん!」と母雀のあとについてきた小雀らしい。母雀が心配そうに助けたがっているのがわかるので、木の枝や葉っぱにおろしてあげたいのですが、しっかりとしがみついて手首の方まであがってくるような状態。うーん・・・


結局、なんとか自分で飛んで、というかジャンプ?いや、不時着というか、水面を水切りする小石のような飛び方をして岩の陰に隠れました。わたくしはそのまま出かけましたが、一緒にいた寺族さんが飲み物をあげようと取りに行っている間にいなくなっていたそうです。頑張ったようです。
今年の三羽目です。ちなみに二羽目は開山堂に入り込んでいた若いムクドリ。こちらはご供養のお経中にカーテンにぶつかって落ちた音がしたことで侵入が発覚した子です。それぞれに飛び立ったばかりの若い子たちです。しっかり育ってほしいものです。