毎月10日はお稲荷様の日です。本堂のお稲荷さまに諷経し、外の稲荷堂で同様にお経をおあげいたします。
鎮守の神様ですから全員でお参りいたします。本日は1月ということもあり、龍泉寺の先住、智雄大和尚の三人の娘が揃ってのお参りとなりました。さらに横手市大雄、重福寺の格之君も随喜してくださいました。

お稲荷さまは、もともとは穀物、農耕の神様です。稲を生やすから稲生(いなり)、稲成と申し上げ稲を担うそのお姿から稲荷と称されるそうです。宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、あるいは倉稲魂命(うかのみたまのみこと)という穀物の神様と同一視されております。このお稲荷さまのお使い、あるいはお稲荷さまそのものとも考えられているのがキツネ、あるいはイタチです。
もちろん実在するキツネやイタチではないのですが、米を食い荒らし田を荒らすネズミを駆除して我々の生活を守ってくださっているのです。それで毎月10日の諷経の際には油揚げをおあげいたしております。本当はお米とお酒もお上げしたいところですが、諸般の事情により油揚げのみといたしておるところです。

さて、お堂にきてまっさきに目に入るのは立派な注連縄です。昨年に引き続き、横手市大雄の伊藤昭二さんの手になるものです。注連縄の中心には稲穂があり、お稲荷さまの注連縄としてまったくありがたいことです。思えば、昨年の注連縄にもやはり稲穂が編み込まれておりました。伊藤さん本年もありがとうございました。