ご供養とは

「供給資養」の意味です。日日にちにち に必要なものを「供養」していきます。
まずは 「お香」 です。お香の香気により、心身を浄めます。またその場の邪気を払い浄める目的もあります。このように、香気のただようところは清らかであることから、仏さまはお香を好まれるとされております。ご供養の際には香をたいて、仏さまをお迎えいたしましょう。

また 「華」 をお供えいたします。華は、仏さまのお徳と慈悲をあらわすとされており、そのため、仏さまから私たちに向かっての方向でお供えされるのです。また、華はその場を荘厳(仏さまの徳を示す美しい姿や飾り)し、その香気はやはりその場をも浄めるとされております。

さらに 「お水」 もおあげいたします。お水は生命のもといであり生活にかかせないものでありますから、早朝におあげいたしましたら、翌朝あらたにおあげするまでそのままお供えいたします。

そのほかにも 「お茶」「お菓子」 などをおあげいたします。お茶もお砂糖も古来貴重なものでありました。特にお茶は万病の妙薬とされておりましたし、白いお砂糖が普及したのは日清戦争以降、台湾での生産が商業化されてからのことです。それまでは、病気による衰弱や疲労回復の妙薬、高価な贈答品や珍しいお菓子といったものでしかありませんでしたので、このような品をおあげする意味を、しっかりと心にとめてお供えいただきたいと思います。

年回のご供養、祥月命日などでは 「御霊膳」 をおあげいたしましょう。御霊膳は「香食」といいます。香飯、香汁、香湯、香菜などといい、香り高いものをおあげします。ですから、ごはんは炊き立ての、香りのあるものを、汁などもできたての湯気のたつうちのものをご供養いたします。

御霊膳はお食事ですから、食後には、適宜おさげになってください。
むつかしく考えないで、お客様をお迎えし、おもてなしをする のと同じような気持ちでお供えください。
「どうぞ、このご供養をおうけください」とお招きしたのですから、わざわざいらしてくださった方に、お茶やお茶菓子をお出しして、のどの渇きやお疲れをいやしていただきます。そして「どうぞご供養でございます」とお膳をおあげいただくのですから、特に変わったことをするわけではありません。

大切なご先祖様やご家族に、思いをこめてご供養いただければと思います。

ご先祖様のご供養について

当寺院では、下記のご供養を執り行っております。
◆年回供養
◆水子供養 ※水子供養においても戒名をお授けして葬儀をいたします。
◆動物供養 ※動物供養においても葬儀をいたします。戒名はございません。

また、御祈祷についても下記のとおり、執り行っております。
◆入仏(魂いれ)
◆発遣(魂ぬき)
◆家内安全
◆病気平癒
◆合格祈願
◆新車祈祷
◆古木伐採
◆お守り授与(身代わり地蔵)
お守りの授与に関しましては、販売ではありませんので法要執行ののちにお渡しいたします。

上記以外の供養・御祈祷の要望につきましても承ります。お問い合わせください。

【葬儀】や【年回供養】についてのご案内

お葬儀からのご供養
枕経       妙法蓮華経観世音菩薩普門品
お逮夜      仏垂般涅槃略説教誡経(八大人覚)
お葬儀
お葬儀翌日    安位諷経 修証義受戒入位
一七日まで毎日諷経 一七日以降自宅仏前にて7日毎諷経
一七日      般若心経 大悲心陀羅尼
二七日      般若心経 妙法蓮華経如来寿量品偈
三七日      般若心経 妙法蓮華経如来寿量品偈
仏送り(大練忌予修供養・納骨供養)の場合
仏送り逮夜    妙法蓮華経如来神力品
仏送り      般若心経 妙法蓮華経如来寿量品
仏送り納骨    大悲心陀羅尼
仏送り本堂    妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈
四七日      般若心経 妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈
五七日      般若心経 大悲心陀羅尼
六七日      般若心経 妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈
四十九日     般若心経 妙法蓮華経如来寿量品偈
四十九日神棚   洒水 清浄真言
仏説熾盛光大威徳消災吉祥陀羅尼経三遍 楞厳心咒五遍
四十九日位牌発遣 楞厳咒五段
四十九日位牌入仏 仏頂尊陀羅尼
百日忌      般若心経 修証義発願利生
一周忌      般若心経 修証義行持報恩 妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈
三回忌      般若心経 修証義行持報恩 妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈
七回忌以降    般若心経 修証義行持報恩 妙法蓮華経如来寿量品偈

上記の各忌日にお墓参り   大悲心陀羅尼
またご自宅で法要をおこなわれた際には、本堂にもお参りいただきます。